日本補助犬研究所

障がいを持たれる方の自己選択! 自由な意思を尊重した補助犬の普及を目指す

社会福祉法人日本聴導犬協会公益事業付属
日本補助犬研究所とは


 日本補助犬研究所は、厚生労働省関東信越厚生局長所管(2017年の社会福祉法人法改正により、現在は長野県所管) 厚生労働大臣指定法人 社会福祉法人 日本聴導犬協会附属の調査・研究機関として2003年9月に創設されました。2004年からは信州大学元学長の森本尚武氏を所長に迎え、補助犬に関する調査・研究を実施し、その結果を基に社会への普及活動および教育を使命としております。16年間、ご就任をいただいた森本尚武先生がご退官され、顧問としてご助言を継続していただけることとなりました。
 森本先生の御意志を継承し、2021年からは日本補助犬研究所所長には、光栄なことに田内光先生(医師、国立身体障害者リハビリテーションセンター病院元副院長)にご就任をいただくことができました。

日本補助犬研究所役員 

所長 田内光(医師、国立身体障害者リハビリテーションセンター病院 元副院
長および元リハビリテーション部長)

副所長 有馬もと(日本聴導犬協会会長、政策研究博士、社会福祉施設長資格。
補助犬ジャーナリスト。非常勤講師(複数の大学および専門学校)

理事 原和子 (作業療法士、名古屋大学元准教授、岐阜保健大学教授)

理事 有馬まゆみ (日本聴導犬協会理事、カメラマン)


これまでの(福)日本聴導犬協会に関する図書なども含め、オリジナルな調査資料も、発行させていただくことができました。今後も、さらに調査・研究を行う予定です。

         

 調査・研究結果が出た場合には、以下の日本聴導犬協会サポーター会員
<https://www.hearingdog.or.jp/index.php?f=hp&ci=10152&i=10201>(年会費4000円)も無料閲覧ができます。


サポーター会員の特典 無料閲覧可 協会オリジナル資料の一例


『補助犬研究』第2巻発行 

9-2-1-M-hozyoken-kenkyuu-2
<http://www.hearingdog.or.jp/trol.php?f=pub&fl=tropo-10217_1-10001>(pdfファイル、4967290バイト)

日本補助犬研究所の編集媒体である「補助犬研究Vol.2」は、創刊号から2年ぶりの発行となります。国内外の補助犬パートナー(使用者)からの声を中心に「自主選択」「自己決定」の重要性を訴える内容になりました。自己決定の結果となる「失敗」さえも、実は、障がい者の自律に結びつく事実を、国際補助犬パートナーから聞き取り調査をしました。

このことから、障がい者の「失敗」を危惧し「保護」するための「行政や医療サイドによる、さまざまな規制や措置は、実は、障がい者の自律をはばむパター
ナリズム(家父長制度)である」(Ed
Eames)など、補助犬について検討すると同時に、障がいを取り囲む現状を理解する必要性を提示するものです。

若輩の日本補助犬研究所にできることは限られますが、多くの補助犬パートナーと共に、国際情報を取り入れながら、健全な補助犬の普及に今後とも寄与してまいります。


目次


・<はじめに>「補助犬に関する自由選択・自己決定がなければ、エンパワメントにはつながらない」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・有馬もと(社会福祉法人日本聴導犬協会会長)

・厚生労働省補助犬検討委員会への要望書
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・岸本宗也(全日本聴導犬ユーザーの会会長)

・<特別企画>米・英・加の補助犬ユーザー6名のヒアリング調査
身体障害者補助犬のための「自主選択」「自己決定」と「失敗」の重要性
・・・・・・・・・・・・・・・・・・取材:有馬もと撮影:MAYUMI翻訳:和田知子監訳:有馬もと

・失敗や成功を繰り返すのは、人生の一部
・・・・・Ed
Eames(盲導犬ユーザー、IAADP会長、ロサンゼルス大学ブエノ校元教授)

・みなさんには権利があり、(自分で)選択できるのです
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Tony
Eames(盲導犬ユーザー、IAADP理事、ジャーナリスト)

・選択肢を与えられることで、またひとつ前進する
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Allen
Parton(介助犬ユーザー、ケイナイン・プログラム理事)

・補助犬は、人生の一部であり、家族の一員
・・・・・・・・・・・・Devon
Wilkins(盲導犬ユーザー、カナダ補助犬パートナーズ協会会長)

・補助犬は、新しい能力-「自律する能力」を与えます
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Jill
Exposito(聴導犬ユーザー、IAADP理事)

・一部の障害者には、四足の(仲間)の補助犬が必要なのです
・・・・・・・・・Janice
Justice(聴導犬ユーザー、ドッグズ・フォー・ザ・デフ理事)

・―2006年長野県委託事業「第2回補助犬ユーザーのための研修会」報告―
・<分科会>小学生による聴導犬のソーシャライズ(社会化)補助と、その教育的効果
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・酒井恵美(元長野県南箕輪村立南部小学校教諭)

・盲導犬・聴導犬・介助犬ユーザー6組によるパネルディスカッション
・ 日本聴導犬協会関連図書一覧
・ 日本補助犬研究所調査研究資料一覧
・編集後記


日本聴導犬協会サポーター会員の特典 資料無料閲覧できます


1. 『補助犬研究』第1巻 (2004年9月 日本補助犬研究所)発行
9-2-2-M-hozyoken-kenkyuu-1
<http://www.hearingdog.or.jp/trol.php?f=pub&fl=tropo-10217_3-10001>(pdfファイル、3676139バイト)

2. 『補助犬研究』第2巻 (2007年1月 日本補助犬研究所)発行
9-2-1-M-hozyoken-kenkyuu-2
<http://www.hearingdog.or.jp/trol.php?f=pub&fl=tropo-10217_2-10001>(pdfファイル、4967290バイト)

3. 長野県 委託調査 報告書「聴覚障害者239人の聴導犬へのニーズ」(日本聴導犬協会2000年4月調べ)
M-239-tyoudouken-hituyousei
<http://www.hearingdog.or.jp/trol.php?f=pub&fl=tropo-10217_4-10001>(pdfファイル、1570762バイト)

4. 長野県 委託調査 報告書「捨て犬を救済する聴導犬育成マニュアル」(日本聴導犬協会2000年4月調べ)
M-suteinu-katuyou
<http://www.hearingdog.or.jp/trol.php?f=pub&fl=tropo-10217_5-10001>(pdfファイル、1186609バイト)

5. 長野県 委託事業 報告書「補助犬法施行後の障害への理解と身体障害書補助犬の受け入れに関する調査」(日本聴導犬協会2006年3月調べ)
M-hozyoken-ukeire
<http://www.hearingdog.or.jp/trol.php?f=pub&fl=tropo-10217_6-10001>(pdfファイル、19229369バイト)

6. WAN 「350人の聴覚障害者における聴導犬のニューズ」(日本聴導犬協会2007年3月調べ)
M-350-tyodouken-hituyousei-2007
<http://www.hearingdog.or.jp/trol.php?f=pub&fl=tropo-10217_7-10001>(pdfファイル、393678バイト)